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ひまわりとマフラー
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医大では、4年間にわたって指導してくれるメンターがいます。
ハイスクールはカウンセラーが、大学ではアドバイザーがいたけど
助言を必要としなかったので、あまり会いませんでした。
というのも、子供のころから鍵っ子で、宿題も勉強もほったらかし。
自分のことは自分で決める主義で、指図されるのがあまり好きじゃありません。

だけど、医大では一学期に一度メンターに会うことを義務付けられている。
一時間も何を話せと・・・と思ったら、なぜか会話がそれ以上に長引いて
なんだか精神障害者がセラピーを受けているような気分になりました。

Wikiによると「メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つ。
指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が
対話による気づきと助言による被育成者たるメンティー(Mentee)本人の
自発的・自律的な発達を促す方法である」

うん・・・たしかにそんな感じでした。指示や命令は一つもなかった。
鍼灸クリニックで仕事をしていることをかなり心配しているようで、ハッキリとは言わないけど

「医大だけでも大仕事だ。どれだけ頭がよくても続かない人もいる。
それくらい大変なのだから、これ以上自分に厳しくする必要はないし
10年後のことを考えると、今は学べるだけ学んだほうがいい。
たとえばの話だけど、もし君が仕事をやめると言ったら
君のボスはなんと言うかな?ああ、彼女は最初から支援的なのか。
それでは、今の状況は完全に君の意思なわけだ。
だからといって、仕事をやめろと言っているわけではないよ。
ただ君に、将来自分がなりたい医者になれるかについて、考えておいてほしいだけだ。
決めるのは君なのだし、僕は種を蒔くことしかできない」

こんな感じの会話が、3~4箇所にちりばめられてました。
遠まわしに、やめたほうがいいよ、と言ってますよね。
でもわたしは「できるはずがない」と言われると、逆に
できることを証明するためにも、平均より上の成績をキープして
来年の国家試験のStep1でもいい点数をとってやろうじゃないか!
と余計にやる気が出てしまうのです(^^;
それはいいとして、本気で心配してくれているのが分かるから、申し訳ないけど
自分の限界は自分が一番よく分かるから、そのときはそのときです。

鍼灸の仕事は、お金のためだけじゃなくて、本当に好きで
患者さんと接するのが医大を続けるモチベーションになるので、やめません。

でもこの先生、すごく親身になって相談に乗ってくれるので、そういう面では好きですよ。
卒業するために必要な個人プロジェクトには、病院で短期間の鍼灸クリニックを開いて
スタッフや患者さんの反応を見るパイロット研究がやりたいと話したら
興味をしめしてくれて、いろいろと資料を送ってくれたし
英語の文章に自信がなくペーパーで成績を落としていると言ったら
「今までに書いたものを送ってくれたら、読んで判断する。
学校には個人指導のサービスもあるから、相談しよう」
と、仕事のこと以外ではとても協力的です。
協力的すぎてなんだか悪いことをしているような気分になった。
この人は、生徒たちをいい医者に育てたいだけなんだあと思う。

これ以上心配させないようにがんばります。


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わたしの日常生活。医学部、趣味、食べ物などについて書いています。
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