この前の解剖で肺を取り出しました。
大気汚染かタバコか、黒い煤のようなものがびっしり。
マーティン（チームで勝手に命名）は空軍にいたらしいから、その名残でしょうか。
体が大きいことと、心臓が肥大していたこともあり
肺は両方とも大きく深く、なかなか取り出せません。
チームメイトたちはメスで端っこを少しずつ切っていたのですが
わたしはせっかちなので、ひじまで胸部に入れて、ずるずると引き出しました。
両手で肺を持ち上げたときの感動。こんなに大きいなんて！

さわり心地もなんとも・・・癒される、なんて言ったら失礼かもしれないけど。
そういうわけで、一番好きな臓器は肺になりました。
来週心臓を取り出したらそれになるかもしれないけど（笑）

知り合いに、「これが平気なら、出産に立ち会うときは
ひじまで入れて赤ん坊を取り出せるんじゃないか」と言われました。

・・・想像してちょっとクラッときました。
血が飛び散ったり痛かったりするのはまだ苦手です。

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