東洋医学的な質問をすると変な目で見られがちです。
主訴も大事ですが、食べるものと出るものに重点を置いているので
「お通じはどうですか？」から始まり、色、量、形、匂いについて訊いて
女性の場合、生理や出産について延々と質問が続くので
「プライベートなことを聞くんじゃない！」と気分を害する人もいるでしょう。
昨日友達が腰痛がするというので、鍼抜きでマッサージだけしてきたのですが
親しい付き合いで気が緩んでいたのか、「腰にいろいろ滞ってるなあ」と思って
なんの前置きもなく、「前の生理はいつ？ひょっとして遅れてる？」と訪ねてしまい
思いきり引かれました。急にそんなこと訊かれたら、当たり前ですよね（＾＾；
そのあと時間をかけて説明したんですが、これからは気をつけないといけません。

話を聞いてみるとかなり遅れているみたいで、鍼なしでもなんとかできないかと
ツボをいくつかマッサージしました。中でも三陰交が反応が強く
「痛い痛い」という友達をなだめて、ぐりぐりと押しました。
というのも、数ヶ月前にわたしも同じようなことがあったからです。
三陰交でお灸の練習をしていたときに友達と話していたら、うっかり火傷してしまって
お灸のピリッとした刺激がよかったのか、それから数分しないうちに来てしまい
なんという偶然！とそのときはあまり深く考えませんでした。
そのあと、友達二人に試してみたら同じ現象が。
またまた偶然ではないかと半信半疑でしたが、ついさっき電話がありました。
「あなたのおかげかは分からないんだけど、今日来たんだよ！」
東洋医学をあまり信じない子だったので、わたし以上に驚いたのでしょう。

本に書いてあることを覚えて、これが"動かす"ツボだとは知っているけど
実際に試してみて「効いた！」と実感する瞬間ってありますよね。
わたしにとってのそれが生理不順に三陰交を使うことなんでしょうか。
確かに便利なツボではあります。ここからだけで得られる情報は多いです。
グーグルすると位置は簡単に見つかると思いますが
内くるぶしから上に三寸（人差し指から小指まで指4本の幅）
すねの骨の後ろにあります。凹んでいたり、冷たかったりと人それぞれですが
ほかの部分と比べると、ここだけが何倍も痛いことが多いです。

その友達には「まだまだサンプルが少ないからなんともいえない」
と西洋的な答えを返しました。まだたったの3人・・・わたしを含めて4人ですから（笑）
でも来週からクリニックが始まるので、このニュースはとても励みになりました。