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ひまわりとマフラー
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資格試験その1(Step1)が近づいて来ているので
学校のテストに備えながら、他の復習などもしているのですが
気がつくと心臓病ばっかり勉強している。
ひょっとすると解剖学と同じくらいに楽しいかもしれない。

授業でやっている皮膚科学はどうしても興味がわかない。
なれない職業リストに皮膚科医が入りました(苦笑)
もう一つは外科。解剖は好きなんだけど生きている人間は切りたくない。
腎臓や肺や消化器官も予習してるんだけど、やっぱり暗記が多い。

ひょっとするとこのまま心臓科に行ってしまうのか!
子供から老人まで幅広く診る、鍼のできるファミリードクターが目標なので
好き嫌いを言ってないで、浅く広く勉強しないといけない。
だけど、3年生になっていろんなクリニックを経験したら、何もかも変わるかもしれない。
外科を目指していた人が小児科を選んだりとか、そういう話はよく聞きます。
どうなるか分からないから、試験でいい点数をとって選択肢を広げないと。

だけど今は皮膚科学に集中しないと、テストに落ちそう・・・(^^;


―――――
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3月15日といえば、マッチ・デイ。4年生のレジデンシーが決まる日です。
医学生は希望のプログラムのリストを作り、応募してインタビューをする。
病院側はインタビューのあと、受け入れたい生徒のリストを作る。
二つのリストをコンピューターが自動的にマッチする・・・という、よく分からない仕組み。
希望の病院にマッチすれば、医大に入って一番(もしかすると人生で一番?)嬉しい日なのだそうで
逆にマッチできなかった人にとっては地獄で、二週間以内に他のプログラムに応募しないといけない。
わたしにとっては3年以上も先の話だけど、なんだか怖いなあ。

今目の前にあるのは微生物学と免疫学のテスト。長い目で見れば国家試験です。
ルームメイトたちが寝る間も惜しんで4月の試験に向けて準備しているので
アパートにいるとストレスがひしひしと伝わっている。
図書館にいくと、試験勉強している二年生で満員で、息が出来ないほど。
自分のことで精一杯なのに、これ以上人のストレスに当てられちゃたまらないよ、と
なんだかこの二週間、授業に行かず自分で黙々と勉強してます。
(プロジェクトのために学校には行ってるんだけど、教室に入る気が起こらない)
回りの空気に敏感になっているのか、ただ学校に行きたくないだけなのか。

どちらにしろ、3月はつらい時期ですね。きっと来年はもっときつい。その先もずっと。

とりあえずテストを片付けて、一週間の春休みを満喫して

4月からちゃんと授業に出ます(^^;


――――
いろんなことがいろんな方向で起こっていて、息をつく暇もありません。
先週は毎日学校にいたのに授業には一度も出なかった。
この夏の予定。プログラムへの申し込み。エッセイ。
プロジェクトの提案。指導者探し。
いつのまにか二週間後に迫っていた締め切り。
終わらせないと卒業できない自由研究なのですが
実行されるのは今年が初めてなので、わたしたちの学年が実験台になっているみたい。
わたしの場合、偶然にも三つのプロジェクトが繋がってしまっているので
締め切りまでに提案を提出しようと思えば、全部手配しないといけない。
生徒やスタッフ用に鍼灸クリニックを開くというかなり特殊なケースだから
まずは指導してくれる先生が見つかるかどうか。最初から壁にぶちあたってます。
学校側も、これほど慌てるとは思わなかったでしょう。
ろくな指示を与えずにいきなり締め切りとか、生徒をこんなに急ぎ立てちゃ駄目ですよ。

今のうちにすべて決めておけば、あとが楽なんだけど
来週はテストがあるのに、微生物について考える余裕がない。
このままでは非常にまずいです。もう無茶はしないと決めたのに
今回もテスト前に死ぬ気で勉強しないといけないようです。
なんか、いつもと変わらないような気もするなあ(^^;


――――
テストが終わった次の日、さっそく微生物学と血液学に入りました。
休みも何もあったもんじゃない。
二年生は一日お休みあったのになー。

わたしは顕微鏡でしか見えないものが苦手なので
分子生物学とかも駄目だったんですけど
バクテリアの名前を見ただけでクラッときます。
ああ、カムバック解剖学・・・!

だけど血液学は何気に面白いです。
病気によって赤血球がいろんなことになっていて
(たとえば腎臓病だと金平糖みたいな形だったり)
どうしてそうなるのか説明を聞くと、なるほどなーと思うわけです。
スライドをコツコツと探して、狙いのものを見つけたときの
チーム全体の喜びとか(一人だったら暗くてやっていられないかも・笑)

今日は鶏肉で縫合の練習をしました。
自慢ではありませんが、わたしほど手先が器用じゃない人も珍しいと思う。
なぜって、今朝またすっぱりと指を切ってしまったから。
(今度は人差し指だから、タイプしずらい!)
研いでないのに必要以上に鋭い包丁で困ります。

そのせいでもないけど、フックとかハサミを持つ手がぷるぷる震えて
肩が凝って、縫い目はかなり悲惨なものでした。
だいぶ先の話だけど、手術のローテーションまでに練習しとかないと。
今の状況で患者さんの傷を縫合するなんて、冗談じゃないです(^^;


――――
今日は解剖学の最後のテスト。
実技試験の途中で、マーティンにこっそりお別れをしてきました。
このあと、遺体は火葬されてしまうから・・・

もう半年経ったなんて信じられません。
遺体に触るのが気持ち悪いと思うどころか、必ずどこかに触れていました。
鍼灸をやっているせいか、体に触るのが癖になっているんですね。
(これを生きている人にやって、セクハラで訴えられないよう気をつけないと・苦笑)

ホルマリンの匂いも、すごく嫌いというわけでもなかったけど
マーティンは本当に気にならなかった。他の遺体は違和感あったのに。
大柄だったから、脂肪や皮が多かったけど、筋肉や筋は見事なものだった。
親バカならぬ遺体バカ?かもしれませんが、解剖しがいのある遺体でした。

解剖の道具も、メスやハサミよりも、手や探り針を使うのが好きだった。
解剖の前日はマニュアルを読んで、筋肉や骨の図を描いて、暗記して
追いつかないときもあって決して楽ではなかったけど、やりがいがあった。

ファミリードクターの道を進んでいけば、解剖はこれで最後になるかもしれないんだなあと
今になってものすごく悲しくなりました。あんなに大変だったのにね。
明日もテストがあるのに、頭の中は解剖のことばかりで、勉強が手につきません(^^;

毎年5月に、遺体を寄付してくれた人の家族を招いてセレモニーを開くので
マーティンの親族に会えると思います。
そのときはもう一度、ちゃんとお礼を言おう。


―――
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わたしの日常生活。医学部、趣味、食べ物などについて書いています。
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医学生。鍼灸師。鍼のできるファミリードクターを目指しています。
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