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ひまわりとマフラー
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今日、とても美しいものを触りました。
手のひらにすっぽり入るサイズ。
思った以上に柔らかく、ほどよく重い。
機械のように複雑で、でも余計なものは一つもない。

マーティンの脳!
頭蓋骨を切断して取り出したのです。

これは肺に触ったとき以上の感動でした。
脳だけでなく、頭蓋骨も血管とかのあとがくっきり残ってるんですよ。
脳神経も習ったとおりの位置で並んでいました。

進化にしろ、誰かがデザインしたにしろ
こんな綺麗なものから思考が生まれるなんて、人間ってすごいなあ・・・
手放したくないですね。見れば見るほど素敵だ。
脳についてならいくらでも勉強できそう。これが恋・・・なのか? 
(わたしが一次元の生きた人間を好きになる日は来るんだろうか・笑)

次回は目です!これも楽しみ。


―――
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テストが終わり、実家に帰ってきました。
解剖学も生理学も薬理学も、合格点だった。平均で85。ほっ。
これが大学だったら85はBだから、GPA(成績評価値)が下がる!
と焦っているのですが、医大は75点以上取ればいいので問題なしです。
今までは、高校、大学、鍼灸学校と成績評価値があって
医大を受けるために少しでも評価をあげなくては、と点数ばかり気にしてきました。
93点以上取らないと、「駄目だ受からない!」とものすごく落ち込むほど
あのころはギリギリの精神状態だったなあ・・・もちろん重要なのは成績だけではないのだけど(^^;
ここの医大は、通知表に合格か不合格しか表示されないので、すごく助かります。
順位を争うのではなくて、「みんなで合格して、いいお医者さんを目指そう」という雰囲気です。
これから二週間、思いっきり休むぞー。

で、わたしが家に帰って真っ先にやったことといえば。

http://youtu.be/MigOMlru67c

これが踊りたくてJust Dance 4を買ったようなものです!


―――
クラスメイトが、Facebookにこんな写真をアップロードしていました。



タイトル: 明日の薬理学のテストに対する、わたしの気持ち。

まったくそのとおりだ!と笑ってしまいましたよ。
数え切れないくらいの薬。暗記しても暗記しても終わらない。
それに、名前がややこしいから、見てもすぐに思い出せないんですよ。
もう「一体誰がこんな名前つけたの?そもそも英語なの?」という感じなんです。
Tetrachlorodibenzodioxinとか。化学は理科じゃない。外国語だ。

笑ったらエンドルフィンが出てきましたよ。よーし、もう少しがんばるぞっと。


ちなみにググった結果、答えはA) Reykjavic だそうです。
考えてみたら、この中でアイスランドの都市って A しかないんですよね。
大学のとき、国際関係を教えていた教授がアイスランド好きだったから
聞いたことがあるような気がします。スカンディナビアに行きたい!

って、がんばると言っておきながら何やってるんだか・・・(^^;
ちゃんと勉強してきます。

お風呂に浸かりながら暗記カードで、一石二鳥作戦!
なんでもっと早く、これを思いつかなかったんだろう。




―――
解剖学と生理学のテストが終わりました。
あとは薬理学だけ!Yahoo!ぜんぜん勉強してないけど!(泣)

解剖学ではペーパーテストと実技があって、実技では
死体が置いてある部屋を四つ、みんな列をなして
タイマーの音が鳴るたびに一つずつ前のテーブルに進むわけです。
ときどき途中に休憩エリアがあったりして、考え直したりできるのですが
暇な場合、周りの人たちを観察できるわけですよ。
切断された胴体や四肢を、真剣に覗き込んでいる生徒たち。
まるでバラバラ死体みたいで・・・ホルマリンだけじゃない匂いが混じって・・・
こうして改めて見てみると、かなり不気味な光景でした。
タイマーが鳴ってわたしの番になると、それどころじゃなくなりましたが。

医学に関わっていない人たちの目には、どう映るんだろう。
家族に「今日ノコギリで胴体を真っ二つに切ったよ!」とか
報告している場合じゃないかもしれない。

ブログにも・・・書いている場合じゃ・・・

気持ち悪かったらすみません。

次はもうちょっと役に立つようなことを書きます。


―――
薬理学で化学兵器について勉強しています。
教えているのはおなじみの教官ではなくて、ドイツ風の名前の・・・D教授と呼びます。
ブラックユーモアで人気です。

「気を悪くする人もいるかもしれませんが
アメリカの医学部は教えるように義務付けられています。
というのも、万が一近くでテロリズムの攻撃があったとき
医大病院では処理しきれないから、一年生も狩りだされるわけです。
本当に万が一のときですけどね。万が一!

ではまず、一番やっかいな化学兵器、VXガスから。
どれだけの量でフェンウェイ・スタジアム半分の人間をを殺せるか
一緒に計算してみましょう!」

そう言う教授は小学校の数学の先生みたいににこやか。そこが余計に怖い。
で、計算してみると1kgあれば10分で殺せるとのこと。

「コカコーラのペットボトルに入ります。
これほどの毒だと、大した量はいらないってことですね!」

だから、なんでさっきから嬉しそうなんだ。
ルームメイトが「この先生はテロに走りそうで心配になる」と言っていた理由が分かりました。
わたしの憧れの教官と正反対なわけですが、この二人はお互いレクチャーに出ているのです。
D教授がスウェーデンの魚の缶詰を馬鹿にしたときがあって
スーシュトレンミングといって、かなり臭いらしい
教官は「はん!」と鼻で笑っていたのですが、みんなが忘れかけた二週間後
レクチャーの内容に沿った話で、しっかりD教授にし返しをしたのでした。
この二人の会話が面白すぎて肝心のレクチャーが頭に入らないときがある。

で、化学兵器に話を戻しますが

「記憶喪失には前向性健忘症と逆行健忘があります。
僕の知る限り、前向性健忘症を引き起こす薬はあれど
逆行健忘を起こす薬は発明されていません。
今まで起きたことを忘れるには、頭を強く打つか

ニューラライザーを使うしかないのです」

では、ニューラライザーというのは薬ではないらしい。
何かの病気かな?と思って調べてみると。










MIBに使われる、あの超有名な「記憶ピカッと消し」でした。


薬理学の教授たちがユニークすぎて困ります。


――――
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わたしの日常生活。医学部、趣味、食べ物などについて書いています。
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医学生。鍼灸師。鍼のできるファミリードクターを目指しています。
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